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不用品が、造形大に通う学生たちによってデザイン家具に蘇る!2009/02/18

不用品がデザイン家具に…って本当!?

こんにちは!おーつです。

今回のエコ初体験は
毎度このコーナーではおなじみの(株)ウインローダーの事業の1つ
Re-arise(リアライズ)」の作品を見てきました。

ウインローダーさんは地球にやさしい取り組みをしている会社さんで、
不用品をゴミにしないため、回収してきた不用品を
自社のオークションサイトに出品したり、
リサイクルショップ店舗で販売したり、
再資源として解体・分別といった事業をされています。

不用品を回収した後、人の手を加えてまたモノを生まれ変わらせる。
そのプロジェクトが“Re-arise”です。

例えば、廃棄タイヤがイスに変わったり、不用品のイスをつなぎ合わせて
ベンチにしたり。オシャレ家具に生まれ変わるんだそう!
驚きですよね。

モノをすぐに捨てずにリメイクしてもっともっと長く使おう。
そんなコンセプトで動いているプロジェクトです。

家具をリサイクルするのは、
有志で集まった東京造形大学の学生さんたちです。

そこでRe-ariseの作業風景を見学しに、東京造形大学に行ってきました。

出来立てホヤホヤ、廃材を使った家具や小物たち・・・

出来立てホヤホヤ、廃材を使った家具や小物たち

私が大学にお邪魔したときは、ちょうど作品が完成したタイミングだったので
いくつか作品を見せていただきました。

大理石を使ったお香立て(上)とペーパーウェイト(下2つ)
この作品を作った学生さんは家が石屋さんで、
そこの石を削る機械で作ったものだそう。
過去にRe-arise作品を展示したこともある「大手町カフェ」が閉店となり、
そこで使われていた大理石をリサイクルするために使ったそうです。
きのこの丸みを帯びた形がかわいいですね!

イミテーションのアスパラガスを使った
ボールペン

大理石を使ったペーパーウェイト。
パズルのようにしても楽しめるかもしれません

大理石を使った小物入れ
これにアクセサリーなどを入れたらオシャレですね〜!

アクリルプレートを使った一輪挿し(左)と印鑑入れ(中央)
葦入りのプレートを使った一輪挿し(右)。
アクリルプレートを使った一輪挿しは薄く、細かーく切って
重ね合わせてあります。
気の遠くなる作業であることが私でも想像できます…

葦入りのプレートを使った写真立て(左)
台座の石は廃材となった大理石です。
写真がなくても、このままでサマになりますね〜

葦入りのプレートを使ったランプ
葦の間から漏れる微妙な光が温かさを感じます

先ほどのランプカバーをひっくり返して
その中にキャンドルを入れても使えそうです

大理石×葦入りのプレートを使ったテーブル
大理石は重たいので、つなぎ合わせるのが大変だったのではと
思います

葦入りのプレートを使ったテーブル
シンプルな構造で、和風にも洋風にも合いそうですね

元はたてつけの棚だったものを
テーブルに。
ベンチに使ってもいいかもしれない、とのことでした。
収納スペースもあって便利そうです!

学生さんの指導をしている東京造形大学の益田教授と同大学の卒業生の梅原さんにお話を聞きました・・・

学生さんの指導をしている東京造形大学の益田教授と同大学の卒業生の梅原さんにお話を聞きました

まずは東京造形大学デザイン学科教授で、
グッドデザイン賞の審査委員でもある益田教授に
このRe-ariseプロジェクトが始まった
経緯をお伺いしました。

―始めたきっかけは何だったのでしょうか。

私に(ウインローダーの)専務である嶋さんからお話がきたんですよ。
廃棄家具がもったいないから、その活用方法はないものだろうかと。
私のことはネットで見つけたようです。
始めたのは2004年で、当時、学生に声をかけて集まったのが
30〜40人。
リメイクした作品を見せる機会(展示会など)があったので
学生の反響は良かったですよ。

―学生さんたちは有志でリメイクに参加していると伺いましたが
 成績には反映されるんですか?

反映はありません。みんな自らやっています。作品が完成するまで
1ヶ月〜1ヵ月半かかります。7〜8人が常に動いていますね。

―リメイクをするときは素材からイメージするのか
 それともイメージぴったりの素材を探すのか。

廃材からインスピレーションを沸かせて作っています。
ウインローダーさんから“こんなのあるけど、何か作れませんか?”
とオファーがあって学生が見に行って、その中から選びます。

―リメイクした後は自分のものになるんですか?

自分で持っているか、オークションで販売するかは学生次第です。

将来的には1点ものじゃない、商品になるシステムを作りたい。
現状だと、学生が無償でリメイクしている。
手間賃は含まれてないので、それを含めた価格で売るというのが理想です。
例えば、衣料ケースとかであれば元の素材も手に入りやすい。
そういったものをリメイクして、常に商品があるようになると
いいなと考えてます。

―学生さんたちは成績に反映されるわけでもないのに、
 このプロジェクトに参加しています。
 そのモチベーションは一体なんなんでしょう?

創作意欲を満たすというのが大きいんでしょう。
あとは展示会に出品できるとか、リサイクルに関心があったり。
学生が卒業した後、その学生のビジネスにつながればいいと思ってます。

―ありがとうございました。

プロジェクトに参加している学生さん1人に
参加した理由を聞くことができました。
「授業で紹介されて、モノを再生するというのに惹かれた」
だそうです。

学生さんは素直なエコへの関心から、このプロジェクトに参加
されているんですね!

また、造形大学の卒業生でRe-ariseプロジェクトの1期生でもある
梅原さんにもお話を伺いました。

梅原高秋さんは
デザインの視点から環境問題に取り組む“サステナブルプロジェクト
という企業に勤める傍ら、学生の指導をされています。

―梅原さんはなぜRe-ariseプロジェクトに参加しようと思ったんですか?

モノを長生きさせたいという思いからです。
今の日本はモノを使い捨てすぎですよね。
日本はモノを大事にする種族だと思うんです。
昔は家具が壊れても、お父さんが日曜大工などで修理して
使っていた。
今は壊れた、古くなっただけですぐに捨てちゃうので、
もったいないと思いますね。

梅原さんがデザイン・制作されたイス。
車のシートベルトを廃タイヤに巻きつけて作られています。
シートベルトは素材としてとても頑丈で
カバンなどにも向いているそうです。

プロジェクトに参加している学生さん、
指導している教授の方や卒業生の方みんな
家具を廃棄するのはもったいない、という思いから
手をかけて不用品を蘇らせているんですね。

エコプロダクツで展示されたRe-arise作品を見にいきました・・・

エコプロダクツで展示されたRe-arise作品を見にいきました

時は変わって、12月12日。
東京ビッグサイトで開催された 「エコプロダクツ2008」に出展している
ウインローダーさんのブースで
Re-arise作品が展示されていると
お聞きして、見に行ってきました。

ペーパーウェイトはランプになっていました!

ランプを置いているのはあの大理石を使ったテーブルでした

一輪挿しの花がきれいですね!

元々は棚だった廃棄家具もしっかりテーブルとして機能しています

こちらは廃木材をつかったイス

ウインローダーブースに来ていたお客さんも
Re-arise作品に興味津々といった様子でした。

これらが元は廃棄予定のものだったとは、
信じられないですよね。

Re-ariseプロジェクトの「エコ度数は」・・・

Re-ariseプロジェクトの「エコ度数は」…

エコ度数とは、人におすすめできるエコか、本当に地球にやさしいか、
手軽にできるか、などなど参加・実行のしやすさを表すもの。

Re-ariseプロジェクトのエコ度数は…
★★★★☆(5点満点中4点)

モノを長く、大事に使いたいという思いは
すばらしいと思います。
プロジェクトで作られたモノは1点ものなので
消費者目線からいうと購入はしにくいものかもしれません。
これから商品化へ向けての期待を込めて4点をつけさせて
いただきました。

日曜大工が苦手なお父さんも、
Re-ariseプロジェクトでオーダーメイドでリサイクルを
請け負ってもらえば、思い出の品をもっともっと長く使うことができます。

オーダーメイドの説明はこちら↓
http://www.re-arise.net/order-made/order-made.html

また、もっと他にRe-arise作品を見てみたい方はこちらをどうぞ↓
http://www.re-arise.net/products/index.html

Re-arise作品の中には、yahooオークションで販売されているものもあります。
購入したいな!と思った方はこちらをご覧ください↓
http://topic.auctions.yahoo.co.jp/other/buy_sell/home_interior/

今回は学生さんがリサイクルに取り組む熱意に感動しました。
私も負けずに熱く!エコを体験して広められたらと思います。

取材協力:
株式会社ウインローダー(http://www.winroader.co.jp/
Re-arise(http://www.re-arise.net/

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