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体験File6

ゴミを出さない仕組み、「ゼロエミッション」って何?2009/03/04

ゴミを資源に生まれ変わらせるセンターに行ってみよう

こんにちは、おーつです。

みなさん、「ゼロ・エミッション(zero emission)」という言葉、
聞いたことあるでしょうか。

国連大学が1994年に提唱した、
産業から排出される全ての廃棄物が他の産業の資源として活用され
全体としてどんな形の廃棄物も生み出さない生産を目指そうとする
プロジェクトのことです。

簡単に言うと、
ある工場でゴミが出たら、違う工場で使える資源として使いましょう。
そしてゴミを一切出さないようにしましょう。
ということですね。

でも…最終的にはゴミは出るし、ゴミを出さないなんて
無理じゃない?
そう思ってしまいがちですが、ゼロエミッションを推進しているセンターに行き、
この目で確かめてきました!

伺ったのは(株)ウインローダーが持っている「ゼロエミッションセンター」。

ウインローダーさんは地球にやさしい取り組みをしている会社さんで、
不用品をゴミにしないため、回収してきた不用品を
自社のオークションサイトに出品したり、
リサイクルショップ店舗で販売したり、
再資源として解体・分別といった事業をされています。

センターでは回収してきた家具などを解体して再資源にするために
分類作業をしています。

その解体・分類作業のお手伝いをしてきました。

屋外作業なので着膨れしてます

木製やオフィス用など…色々なイスの解体作業にトライ!・・・

木製やオフィス用など…色々なイスの解体作業にトライ!

マイとんかちを渡されるとちょっとうれしくなりました

イスの分解方法を教わります。
電動ドライバーを使って取れるネジは全部取っていきます

小さいネジも鉄として資源になるので、
ピンクの缶の中に入れます。
とても細かいです!!

布と鉄に分かれました

「これで終わりじゃないんですよ」
実は背もたれの布部分の中にも鉄が!

カッターで布部分を切って中身を出します

鉄くずが分別できました

今度は木製のイスです
電動ドライバーを使って、キャスター部分をはずします

細かいネジは缶の中へ

1個1個は小さくても、鉄なので重いです!

あれー、全然ドライバーじゃとれないですね

「そういうときはコレ使いましょう」
なんでしたっけね、コレ…クルクル回してつかうアレです、アレ!!
(名前が出てこない)

やっと脚部分がとれました〜

ま…まさか…この金属も取りますか?
「そうだねー」

電動ドライバーの扱いにも慣れてきました!

座っていた部分も分解!分解!

脚もさらに分解!分解!

分解して細かい木片になったら
木材コンテナへ

次に折りたたみイスの分解にとりかかります

金属でできた脚部分がとれました

座る部分、布をはがしたら
発泡スチロールがでてきました。
中身は案外簡単なものなんですね…

他にもダイニングチェアーやオフィス用など
数脚のイスをバラバラにしてやりましたよ!
木製の釘をつかっていないイスは相当頑丈な作りになっていて
解体するのに苦労しました。

一瞬で鉄材になってしまった筋トレマシン・・・

一瞬で鉄材になってしまった筋トレマシン…

次は筋トレマシンの分解に取りかかります

体と触れる部分であろう、張り付いてるスポンジを
カッターで切ってはがします

鉄だけになりました!

ネジを取ればいとも簡単に!?棚・タンスの解体・・・

ネジを取ればいとも簡単に!?棚・タンスの解体

お次は棚の分解いってみようか!

大きい棚も、ネジを取るだけで分解できるんですね〜
どんどんスカスカになっていきます

最後に残った扉部分が結構頑丈でした

最後はバラバラの板に

次のタンスはネジでとめられてないタイプです。
まず中にある天板をはずしていきます

外枠を外しにかかります。
ここで今日初めてとんかちを使いました!
好きなだけ叩けるっていうのはストレス解消になりますね!

どんどん外枠が取り除かれ、1枚の板に

タンスも木材資源になりました!

ゴミにしか見えないエアコン用ホースも・・・

ゴミにしか見えないエアコン用ホースも…

エアコンと室外機を結ぶホースですね。
汚いホースだしゴミにしか見えないけど…

「こうやってむくとね、中に銅線が入ってるのよ。
 これがまた高く売れるの」
へーーーそうなんですねー

カッターで周りを覆っているスポンジとテープを切ると
スルスル…と簡単に抜けておもしろい!

銅線は手の力で簡単に曲がるので、
小さい輪っかのようにして
コンパクトにまとめます。

これも大切な資源になるのです

ベッドのマットレスは中からスプリングを取り出す!・・・

ベッドのマットレスは中からスプリングを取り出す!

ベッドのマットレス、これも分解するんです。
カッターでサイドに切れ目を入れ、覆っている布をはがします。
担当の方が「マットレスが一番大変なんだ…」とつぶやくのが
聞こえてしまいました。
聞かなかったことにしよう…

大変な原因はこれ、スプリングと生地が強力につながっているので
ペンチなどを使ってはがさなければなりません。

全体重をかけて、張りついている布をはがしていきます。
背筋をこんなに使うとは!

反対側のガーゼ生地をはがすと、スプリングのみになります

マットレスとの格闘を終えました…
うれしいです!

鉄くずコンテナへ

センターでは本当にゴミが資源化されていた!・・・

センターでは本当にゴミが資源化されていた!

解体作業をひととおり終えて思ったこと、
それは体力と根気と細かさが必要とされる作業であるということです!

扱うものが大きければ大きいほど体力を使うし
家具は元々軟弱に作られてはいません。

これを人間の手で1つ1つ解体していく作業は
大変非効率に思えます。
でも、機械じゃ解体も分類もできません。
ゼロエミッションを進めるためには大変な労力が必要なのですね。

こちらは木材にも金属類にも分類されないものを入れるコンテナ。
また別の業者さんに引き取られ、
そこでさらに細かく分別・リサイクルされます。

鉄はキロ10円で販売しています。
木材は逆に処分費がかかってしまいますが、
3割ほどは近所のお風呂屋さんに無料で引き取ってもらっているそうです。

ゼロエミッションセンターの「エコ度数は」・・・

ゼロエミッションセンターの「エコ度数は」…

エコ度数とは、人におすすめできるエコか、本当に地球にやさしいか、
手軽にできるか、などなど参加・実行のしやすさを表すもの。

ゼロエミッションセンターのエコ度数は…
★★★★☆(5点満点中4点)

ゴミを出さない、というコンセプトは日常生活
でも見習わないといけませんね。

スーパーでもらうビニール袋を捨てずにまたお買い物のときに
使うとか、
ゴミ袋として使うとか、そうした小さい心がけでいいので
ゴミを減らす努力が必要だと思います。

自分で解体作業をやってみて感じましたが
とても簡単にできるとは言えないので
マイナス1★です。惜しい…!

家具や家電の類になると自分で解体、分類、資源化が難しいので
破棄したいときはウインローダーのような
ゼロエミッションに取り組んでいる企業に持ち込むのが
いいですね。

「ゼロエミッション」に取り組んでいる企業を見かけたら、
頑張っているんだな〜と応援してあげましょう!

取材協力:
株式会社ウインローダー(http://www.winroader.co.jp/
エコ回収サービス「エコランド」(http://www.eco-land.jp/

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